太平洋島しょ国であり中華民国と外交関係を持つツバルで28日、フェレティ・テオ新首相の就任式典が行われた。新政権はその後、「優先施政計画声明（Statement of Priorities for the New Government of Tuvalu after the National General Elections on 26 January 2024）」を発表し、台湾と永続的な友好関係を持つことを今後も支持すると改めて表明した。
中華民国とツバルは、正式な外交関係を結んで45年になる。両国は民主主義、自由、法の支配といった基本的価値を共有し、各分野で協力プログラムを推進してきた。これらはツバルの施政方針と合致しており、ツバルの歴代政権や各方面から幅広い支持を得てきた。
ツバルの新政権が「優先施政計画声明」で台湾との永続的な関係維持に言及したことを受け、台湾の外交部は「わが国とツバルは、兄弟のような特殊な友好関係にある。ツバルの新政権が選挙前と選挙後、一貫して両国の友好を支持する姿勢を示したことにとりわけ感謝する。今後もツバルと手を合わせ、両国の国民の幸せとインド太平洋地域のサステナビリティ、平和、繁栄を切り開いていきたい」とするコメントを寄せた。